買い手主導の交渉に注意
古家が建った土地を希望する買い手は「購入後に自分で解体して建て替えよう」と考えているケースが多数です。
その場合、買い手は、解体費用がかかることを想定して価格交渉するため、
売却価額から解体費用分を差し引くよう要求してきます。
買い手によっては実際の解体費用以上に値下げを要求してくるケースも多く
「買い手主導」の価格交渉となって売り手には不利な取引になりがちです。
更地であれば解体費用はかからないので、売り手にとって不利になる交渉材料はありません。
解体費用分の差し引きを考慮する必要がなく、むしろ「売り手が負担した解体費用」を
考慮するよう求める交渉もできて、有利に取引を進めやすくなります。
更地で売却すると売り手主導の取引になりやすく、高値で売却しやすくなるメリットがあるといえます。